■伏線考察研究会・会議室過去ログ No.64■
BWの必要性 02/06/20 〜 08/17

 クロコダイル(以下ワニ)はBW社を作る必要があったのでしょうか?ワニの目的はあくまでも、プルトンを手に入れ、軍事国家を築くことです。BW社を作り、四年間もかけて反乱を起こさせる意味はあったのでしょうか?

 そんなことをせずとも、ワニほどの実力があれば、国をのっとることくらいできたのではないでしょうか?四年間もかけて、プルトンが実際に存在するかどうかも確認できていないようですし、細かい計画などもしっかりと立てられていない気がします。


 きっと7武海のなかではクロコダイルは弱い方に分類されるのでしょう。だから、いくら7武海といえど国盗りや、ダンスパウダーの使用は許されず、クロコダイルよりもっと強い7武海に倒されるのを恐れてバロックワークスという秘密組織を組んだんじゃないでしょうか。

 ワニがバロックワークスという組織を作ったのは、その重要な必要性を挙げますと
「ダンスパウダー製造に必要な銀を買うための資金集め」
「滅びかけた町を煽る破壊工作」
「社員を使った国王軍乱交の演技」
 などがあります。

 22巻でコーザが国王軍に白旗を振らせ、反乱軍を説得しようとした時も、両軍に潜入していたバロックワークス社員によって再び戦いを起こしました。それと、時計台からの砲撃です。

 それにワニは、お前じつはビビッてんだろってくらい(失礼)慎重派なんですよね。あと、性格的に最悪っていうか、挑発的で。
 レインディナーズでのワニの行動は、明らかに嫌がらせですよね。そのうえ時計台からの(場所は言ってませんが)砲撃予告とその時間まで親切に教えてくださって、結局海軍も協力してくださってワニの野望は破れちゃった訳ですよね。

 これはもう彼の性格だとしか言いようがないと思います。もうちょっとマシな性格だったらユートピア作戦も成功していたのでは(笑)。



 僕は国民が原因だと思います。いきなり王族が滅びてクロコダイルが王になったら国民はあやしむと思います。
 少なくとも今よりコブラは信頼があったはずです。さらに、クロコダイルを国民が信用しなければ、逆に反乱を起こされて世界政府を脅すどころではないんでしょうか?

 誰もが納得して(望んで)国王の座につかなくてはならなかったのでしょう。
 でなければ、七武海といえど海賊がいきなり国王となれば、国民だけでなく、諸外国からも不審の目で見られるでしょう。

 ならば、自分は絶大なる英雄となり、おそらくプルトンのありかを聞きだした後、国民を裏切った国王と国王軍に反乱軍と共に戦い勝利し、信頼された中で国王の座に着こうと思ったのではないでしょうか。

 そのシナリオを演じるのには、国民の信頼を得るのに十分な時間とBWの社員達が必要だったのでしょう。
 その割りに、抜け目があったのは、明らかに詰めが甘かったのと、ニコ・ロビンが所々で隙を作っていたのではないでしょうか。


 ひとつ大事なことを忘れていたことに気づきました。それは「国とは人なのだ。」(byコブラ)ということです。あくまでもワニの作りたいものは軍事「国家」であるということです。

 いきなりの王座交代で、新しい王は海賊まがい。そんな王についていく国民なんていませんよね。やはり時間をかけての自然な王座交代と、国民の信頼を得ることは不可欠な要素であったようです。(キャプテン・クロのスケールデカイバージョン!?)

 しかしここでもう一つ疑問がうかんでしまいました。(しつこくて済みません)
 ワニは、「おれがこの地で王となりゃあ そこいらの海賊共を傘下につける事など容易いことだ!!」と言っております。海賊共を支配下に、世界政府や他国を相手に暴れまわる王様。こんな王についていく国民なんていませんよね?(逆に絶大的なカリスマ!?)

 やはりワニの作りたいものは「軍事」国家であり、国民の信頼など不必要なものに思われます。時間をかけずに国をとり、もし国民が反乱を起こしたら圧倒的な力で抑えつければ良いのではないでしょうか?

 時間をかけてもかけなくても、ワニが王のなった時点でそのことは政府に伝わるはずです。国民の信頼があろうがなかろうが、政府は海賊が王になることなど許さないと思います。 やはり僕は、BWは不必要なものだったと思います。


 今回の件は、海軍の上層部はクロコダイルが国を支配することなど考えもしなかったようです。もし気づいていたら、それこそ七武海を使ってでもそんな事はさせないでしょう。

 クロコダイルはそれを恐れたんだと思います。ただクロコダイルがコブラを人質にとって、「プルトンはどこだ。」なんて事をしている間に七武海や海軍の上層部などが来て、すぐにつかまるでしょう。七武海や海軍上層部の中にはきっと、スモーカーのように相手を捕まえるのが目的の能力者もいるでしょうから比較的簡単につかまると思います。
 
 また、王に直にプルトンの居場所を聞いてもあの反応からすると本当にプルトンの場所を知らないようですし、またポーネグリフの場所に連れて行かせたとしても、字が解読できないんじゃまったくの無駄です。そのためにもまず、ニコロビンは必要不可欠ですね。

 また、七武海の中にはドフラミンゴのような相手を操る能力を持っている者もいるようです。それにあの懸賞金の額の差からしても、やはりクロコダイルは他の七武海を恐れたがゆえに、わざわざバロックワークスを作ったのだと思います。


 クロコダイルがアラバスタに独裁政権を打ち立てるには国民の信頼が必要です。それができれば正直恐ろしい軍事国家が誕生していたでしょう。

 現実の例ではヒトラー率いたナチス・ドイツが有名でしょう。
 ヒトラーはその絶大な支持をうけて、やりたいほうだいすることができました。その当時のドイツ政府は世界一民主的といわれていましたが、ヒトラーの策略によりみごと政府を転覆させ、総統(大統領と首相の両権限をもつ)になり、国際連盟にそむき、軍備の拡張、異人種の排斥、とうとう世界に戦争までしかけましたが、国民の絶大な支持は変わりませんでした。

 と、国民の支持はこれほどまでに、すごいものなのです。なので地下組織による政府を影から転覆させるのが必要だったので、別に弱くて他の七武海を恐れたわけではないでしょう。だって、恐れるとすれば海軍でしょうから・・・


 後、資金でしょうね。政府、海軍、7武海のいずれとも敵対するのならば、長期戦にもなるでしょう。
みなさんの意見も踏まえた上でのBWの必要性

・テロリストの形態よりも軍事国家の王のが自分の身は安全っぽい
・長期でも戦える拠点や資金が必要
・…以上を成り立たせる為にも、少なくとも初めは国民の信頼を得た方が計画性があってよい。

 ‥と考えたのではないでしょうか?


 簡単に言いますと、やはり
1・資金稼ぎ
2・部下作り(仲間つくり) ではないでしょうか?

 1についてですが、クロコダイルも当然海賊であるわけで、仲間・同士の必要性はわかっていると思います。

 クロコダイルにとっての仲間がバロックワークスにおけるナンバーエージェントではないのでしょうか。
 もっともクロコダイルは信頼してないでしょうけど・・・

 またクロコダイルが、アラバスタ反乱の裏工作をしていたことについても、直接手を汚さないために、バロックワークスの人手が必要だったと思います。

 これらのことから考えて、
クロコダイル=計画犯、
バロックワークス=実行犯
というふうに考えています。


 クロコダイルの目的はただプルトンを手に入れるだけじゃなくて、強大な軍事国家を建国することです。

 そのタメには「ダメな国王」と「英雄なクロコ」という感じの印象をアラバスタ国民に与えて国民の支持を得る必要があります。クロコダイルはそこらへんのことがよくわかってるのでBWを作ったのです。もっとも新政府の閣僚候補を決める意味もあるでしょう。

 実際の歴史上で絶対的な独裁政権をしいていた軍事国家(ナチスドイツ、イタリア、日本など)も国民の圧倒的支持があったからこそ実現したのです。やはりその背景には良心的・非軍事的な政府あるいは指導者を抹殺・暗殺したりして独裁者が国の頂点にたったのです。


 クロコダイルは四年間(あるいはそれ以上)という時間をかけ、かのヒトラーやムッソリーニに勝るとも劣らない絶大的なカリスマ性を身につけました。国民との間に、『信頼関係』を築いたわけです。

 自分自身で「この世で最も不要な物」とまで言い放った『信頼』を逆に利用するあたり、流石と言うべきでしょう。僕もこれこそが、クロコダイルがBW社をつくり、わざわざ時間をかけて国盗りを行った一番の理由だと思います。

 しかしまた、これこそが僕の一番の謎なんです。『信頼』を築いたうえでの国盗りと、『信頼』が存在しないうえでの国盗りには本当に違いがあるのでしょうか?僕にはどうしてもその違いが見出せません。クロコダイルの作ろうとしていた理想郷に、本当にそんなものが必要だったんでしょうか?


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