前々のジャンプを読み返して疑問に思ったことがあります。
それはワイパーがよく口にする『シャンドラ』についてです。
彼はよく「シャンドラの灯をともせ」などという言い方をするようですが、そもそもシャンドラって何なんでしょう?
なにかの道具なのでしょうか?それとも都市の名前なのでしょうか?その『灯』というのも気になりますし・・・
照明器具の「シャンデリア」ぐらいしか思い浮かびませんな〜。
シャンディアを民族の名前だとすると、シャンドラはシャンディアの「国家」のような概念だと思います。
アッパーヤードに攻め入る時の「シャンドラの灯をともせ」という発言からして、エネルを倒し、自分たちの国を取り戻そうというように感じさせますし。
前にワイパーが言っていた「大戦士カルガラの言葉」ですね。これはおそらく「髑髏の右目」と並ぶ空島編の重要なキーワードになると思っています。
「mangaオモ!」の尾田先生インタビューの表紙にあった、構想ノートの「Secret!」で隠されていた部分にもそのことが書いてありそうです。
もし「シャンドラ」がシャンディアの民族名を指すのだとすると、「灯をともす」という言葉は「モノの永続性」、または「何かを後世にまで受け継ぐ」といった意味があるので、この言葉の意味は、「シャンディアの伝統・文化を後世にまで伝えろ」という意味であると推測できます。
もし「シャンドラ」が、かつてアッパーヤード(ジャヤ)にあった黄金都市のことを指すのであれば、この言葉の意味は「シャンドラ(黄金都市)の灯をともせ」、つまり「空の者から我々の都市(シャンドラ)を取り戻せ」という意味の比喩的な表現だと捉えることができます。
話は変わるんですけど、今のワイパー達の行動は、この「カルガラの言葉」に準じているだけなんですよね。でも、これこそがこの話の「ミソ」だと思うのです。
もし今の彼らの行動が、本来カルガラが言おうとしていた意味を違って受け止めているのだとしたらどうでしょう。
かつてのシャンディアの大戦士カルガラは、空の者との争いを繰り返す内に、この争いの先は破滅であり、同じ空に住むもの同士が争っていてはいけないと考え始める。
そして最期に彼は、空の者とシャンディアとの共存を願って、この「カルガラの言葉」を遺したのではないでしょうか。
いずれにせよ、シャンディアの英雄的存在であり、尚且つ保持神にもなった大戦士カルガラが、空の者との徹底抗戦を謳うような「無謀かつ無責任な言葉」を遺したとは私は到底思えません。
カルガラの言葉を誤解していることに気づいたワイパー。前から薄々気付いてはいたが、過去にシャンディアが受けたきた迫害の歴史を思うと、なかなかそれを受け止められないでいた。
しかしガン・フォールを見ていてしだいに心が変わっていく。
私の考える空島編のラストシーンは、
朝日に向かって船出するルフィ一向を見送る二人。
ワイパーがガン・フォールに向かってこう言う。
「…ガン・フォール、アッパーヤードのことだが…、もう一度話し合わないか?」
「…うちに我輩の作ったカボチャのジュースがある。明日それでも飲みながら…考えるとしようか。」
サウスバードの歌声と、大きな黄金の鐘の音が織り成す「アッパーヤードの歌」の中、二人は並んで笑い合いながら、それぞれの家路へと戻っていった…。
最後に妄想入ってすみません。でも少なくともこの「カルガラの言葉」は伏線だと思っています。