「世界一の剣豪にくらいならねェと…お前が困るんだよな…!!」


Roronoa・Zoro

11/11 生まれ 蠍座
身長 178cm

ゾロ・戦闘履歴 (最終必殺技)

VS モーガン (?)
VS カバジ (鬼斬り)
VS ニャーバン兄弟 (虎狩り)
VS ミホーク (三千世界) …敗北
VS はっちゃん (龍巻き)
VS Mr.5 (焼鬼斬り)
VS Mr.1 (獅子歌々)

by PURU IWASAKI
 もし「ONE PIECE」が、冒険ものではなく熱血スポ根マンガだったら、まずまちがいなく主人公だったんだろうな…と、思う。

 「こいつ、バカか?」と言われるくらいの、闘志あふれる熱血修業に励み、勝利のためなら我が身を極限まで傷つけることもいとわず、友情…というか約束に、何より重きを置く。いやホント、まさにひと昔前 (…今も、かな?) のスポーツ漫画のキャプテン役を、地でいけるタイプである。

 しかし、これがまた、下で柳も述べているように、なぜか不思議と鼻につかない。もし現実に、こんなタイプの人間がいたら、まずけむたがられるのがオチだろうが、漫画という架空の舞台のなかにあって、現代人が忘れかけていた「男の生きざま」(?) みたいなものを、むしろすがすがしいほど強烈なイメージとインパクトで、体現してくれるのだ…もはやゾロの前には、あっぱれ、あっぱれ、という言葉しか出ない。

 この漫画におけるゾロの役どころとは、もちろん主人公であり海賊団の船長たるルフィの良き仲間であり、もっとも頼れる右腕、戦闘時においては サンジと並んで、実戦部隊の要、両翼とも呼べる存在だろう。

 …でも、なんだか、それだけではないような気もするのだ。

 私、どーも時々、ルフィ海賊団がひとつの家族のように見えてしまうことがあるんですが、その時、中心に大黒柱として座っているのは、船長のルフィじゃなくて、寝ているゾロなんだよな。

 まだまだ遊び盛りの17才Sと、マセた色っぽいお姉さんと、すっかり主婦役が板についてしまっているコックと、そして寝てばかりいる亭主(笑)

 メンバーのいずれも、平穏な「家庭」というものには、あまり縁がなさそうなカンジがする。ナミとウソップは、幼い頃、早々に崩されてしまったし、サンジは私、客船に捨てられてたか置き去りにされたかで、そのまま厨房で育てられた、天涯孤独の身だろうと勝手に推測してるし(笑)、ルフィ、ゾロに関してはいまだ謎だけど、やはり世間一般並には存在してそうにない。

 …しかし、そんな彼らが、ゴーイングメリー号の船上で疑似家庭をつくり出す時、なんとなくそんな配役になってしまう、みたいな(…だから?) 
by MIYUKI YANAGISAWA
 私はゾロというキャラが、厭味じゃないのに感心した。ちゃんとお約束のパターンは踏んでいるのにね。

 ゾロというのは、ある意味、なくてはならないお約束のキャラで。だからこそゾロの存在が鼻につかないのは、本当、奇跡に近い。こいつはよっぽど、作者のなかで自然に棲息している人物であるのだと思う。

 私はこいつの何が好きって、あの青臭さに尽きてて。もう、まんま若造な所。天性の猛々しさを自分でも持て余して、制御出来ていない。すげえいい男なんだけど、尾田…上手い。

 こいつが途方もない器を持っていて、なおかつその成長が発展途上で、恐らくその半分も開眼してないんだろなーっつーのが。
 …原作見てりゃ判ることですかね。

 それにちゃんと、こいつ元来は気さくで屈託ない質なんだろーなと。それが一般的には凶暴に、または恐ろしげに見えるのは、こいつが持っている、常人じゃ受け止め切れない程の覇気に対する畏れなんだと判る所。

 そんで今でも、充分過ぎるくらいいい男なんだよ。完成されたこいつがどんな男になるか、想像するだけでくらくらするし、ゾロを見ていたら、未熟ゆえな本人の焦りや、鬱屈したぎらぎらが、孵化寸前の蛹を見るように高揚する。

 私は、少年、青年の気負いが大好きだから、ゾロの気負いはとても微笑ましい。

 十巻の扉にはくらくら来たさー。カラーで見たかった。あの目線! なんじゃああの色っぽさはーッ。あのゾロが描けるって事は凄いね。

 ゾロの何もかもが作者のなかで完成されている。またこれが、むちゃくちゃ健康な男の色気なんですわ。健康で凶暴で、相手を喰う類の色気。

 若いということと、若い自分を知っている焦燥がいい。見事な男になる。

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