1. 「今夜は三日月ですね…」(4巻35p) 「もうじき満月だなァ…」(15巻113p) 00/09/26
長らく謎のままだった、メイン5人の誕生日がコミックス最新刊でやっと判明し、これを機に各キャラとの星座相性占いに走っている方も多いかと思われる(←ちなみに、星座別相性占いの考察もやってるので、興味ある方はどうぞ♪)、今日この頃でありますが。
しかしいまだに、現在のワンピ世界が、何年何月何日なのかというような、月日を明確に限定してくれる手がかりは、ない。
ただ、唯一、おぼろげながらではあるが、ワンピ世界の時間の経過を示してくれるものが存在していた。
…そう、月だ。
VSキャプテン・クロの前夜、第28話「三日月」では、「こんな夜は胸が高鳴るというか… 血が騒ぐというか…」と、いかにも意味ありげな台詞で効果を高め、それが後々、以前、クロが「自分の存在を抹殺する」ための偽装工作を決行した夜も、同じ月の下でのことだった…ということがわかる仕掛けになっている。
が、しかし!! ここでもう一度、その月をよ〜く見てみよう。
4巻の表紙にもはっきりと描かれている、キャプテン・クロの言う「三日月」は、左側が細く光っている状態のものだ。つまり、これは…月齢3、これから満ちて満月になっていく月ではなく、月齢27の、さらにやせ細り、新月になって消えてしまう直前の月、なのである!!
(下図参照)
そして、さらにもうひとつ、注目すべき事実がある。巻数はちょっと飛んで15巻、ナミが病気になり、医者のいる島を探して夜の航海途中、見張り台でひとり、月を見てつぶやくサンジの台詞だ。
「もうじき満月」というその月は、右側が多少欠けたカンジになっている。しかしこれもまた、上の図を見ればおわかりのように、2、3日前に満月になった後の、これから欠けていく月、であるはずなのだ…
だが、その数日後、チョッパーが仲間になった回の第152話「満月」では、確かにサンジの言うとおり、満月になっている。
…しかし、ここでひとつの異説が出てきた。上記の月の満ち欠けは、我々の日本がある、地球の北半球で見た月のことで、南半球へ移動すれば、天球もまったく上下逆さまになり、つまり月の満ち欠けも逆になってしまうのである!!
よーするに、彼らが月を見た地点、東の海や、グランドライン上のドラム島が南半球にあったのならば、この満ち欠けもまんざら間違いではない…ということになる。
このあたり、別の「世界の謎」で考察してみたので、そちらもあわせてご覧いただきたい。
2. …と、いうわけで。月で見る、時間の経過 00/09/26
ワンピ本編では、要所要所にけっこう「月」が出ています。しかもそれは、「夜」を演出するためになんとなく描かれている、というものでもなく、また、話の進行に合わせて、刻々とその姿を変えており、おそらく尾田先生自身が、意識して描き分けているのではないか、と思われます。
で。これまでに登場した、「月」とは。
●キャプテン・クロとの決戦前夜
4巻 第27話〜 |
(三日月) |
月齢3 |
●アーロンとの決戦後
11巻 第95話 |
(半月) |
月齢7? |
●ウィスキーピークの夜
12巻 第107話〜 |
(半月) |
月齢8? |
●ドラム島への航海途中
15巻 第132話 |
(もうじき満月) |
月齢13? |
●ワポルとの決戦後
第152話 |
(満月) |
月齢15 |
※ゾロの回想、バギーの回想にも「満月」は出てくるが、現在の時間考察には
無関係なので、ここでは除外。
ここでの「月齢」は、本編中の記述に合わせて、逆にしています。
ただ、おそらく、向きは逆でも、新月から15日めで満月になり、そこから欠けていって、30日弱でまた新月に戻る…という周期は、たぶん同じだと思われるので、それをもとに日数を数えてみるとしましょう。
すると…クロとの決戦から数えて、まだわずかに「12日!! …しか経っていない!?」という算定結果が、なんとなく浮かんでくるわけである。
VSクロからVSアーロン終了までが、わずかに4日だが、これはこれで、かなりギリギリだが入りそうにも思う(ウソップの村を出た後、2、3日船を進めてバラティエ、そしてルフィたちがバラティエに来た2日後にクリーク来襲、その翌朝にはすぐに旅立ち、あとは怒濤の展開)
ところが、問題なのは、アーロン編からウィスキーピークの間である。
どちらも同じく半月なのだが、第95話「まわれ風車」のトップに一コマだけ出ている半月 (これはおそらく、フリーハンドで描かれたものだろう)
に比べ、第107話「月光と墓標」のトップにある半月のほうが、やや満ちて太っているような気もする。
もっとも、ウィスキーピークの夜は長く、後になると、コマごとに細くなったり太くなったりしてるので、これだけではもうひとつ、はっきり断定することは難しいのだが。
しかし、そうだとしても、1、2日の猶予だけで、ココヤシ村を出て、ローグタウン、リヴァースマウンテンを巡り、ウィスキーピークにまでたどり着くには…やはり少々、無理があるように思えるのだ。
VSアーロン後のココヤシ村では、
「また夜がやってきた。波は今日も静かだった。島をあげた盛大な宴は、その夜もまた次の夜も、終わることはなかった…」と、ある。
つまりこれでいくと、おそらくアーロン戦の後、数日は、ゾロの重傷の治療もかねて、ココヤシ村にとどまっていたのではないか、と推測されるのだ。
その間、ナミはみかん畑をゴーメリ号船上へ移植したり、大工のテルさんに頼んで、自分の部屋の中にバーを作らせたりしている。後日、リトルガーデンについて調べるために探していた大量の本も、おそらくこの時に持ち込んだものだろう。
一時の猶予もないまま、慌てて出航していたのでは、さすがにここまで準備万端には、手を回していられなかったのではないか。
…となれば、これはもう、ウィスキーピークまでの間に、月の一周期、30日分がすっぽり入ってしまっている、としか考えられない。
ローグタウンやリヴァースマウンテンは、ちょっと立ち寄っただけで、そこでは一泊もしていないようであるが、ナミが「毎日買ってるとバカになんないのよ!」とぼやいていた新聞の件からしても、その間の移動に、何日かずつはかかっていたのだろう。
ただ、グランドライン突入後の、リヴァースマウンテンからウィスキーピークまでは、逆に案外、短かそうである。というのも、ゾロがこの間、ずーーーっと寝通しているからで、いかに寝ることが趣味の男とはいえ、2日、3日とぶっとおしで眠り続けるには、さすがに限界があるだろうと思われるからだ。
…てなわけで、ともかく私の勝手な考察の結論は、クロ戦からチョッパーが仲間になった満月の日まで、日数にして12日プラス30日程度のものなのではないか、ということだ。
ちなみに、さらに補足として、クロとの決戦まで、つまりルフィの旅立ちから最初の「三日月」までの日数はどの程度なのだろうという疑問があるが、ナミに出会うまで、満足に食料も用意してなかった事情とルフィの腹を考慮すると、こちらもせいぜい、2、3日が限界だろう。
ということは、ルフィはひょっとすると、「三日月」の前の新月あたりに旅立ったのかもしれない。もしそうなら、「ONE PIECE」内の時間は、連載当初から現在まで、せいぜい一ケ月半程度しか経ってない?
…ということになる。
□■補足的考察■□・・・・ 00/10/01
…と、いろいろと勝手な推論を重ねてきたが、「世界の謎」での検証の結果、ルフィたち一行が実は南半球を拠点にしており、かつ東の海が赤道をまたにかける海域となっているらしい、との推論を得て、さらに別の考察も立ちそうな状況になってきた。
つまり…東の海で暗躍中に、一時期、南半球から北半球へ移動していた場合である。
VSクロ編の「三日月」は、クロの言葉を信じるなら、そこは南半球である。では、そこから、バラティエ、アーロンパークと移動している間に、ひょっとすると赤道を越えて北半球へ入っていた、という可能性はないだろうか?
この仮説でいけば、ココヤシ村上空にあった「半月」は北半球で見た上弦の月で、南半球で見ていれば下弦、月齢22程度になっていた月、ということになる。
これであらためて日数を算定すると、VSクロからアーロン編終了までが19日、アーロン編からウィスキーピークまでが15日程度、となる。こちらのほうが、どうも無理のない時間配分であるように思えてならない。
3. 「月」と「仲間」の法則…? 00/10/01
大勢の予想にたがわず、チョッパーがようやく仲間入りを果たした…にもかかわらず、一部で予測されていた「○人目」はついに登場せず、はて、どうしたんだろう、とツッコミ好きの人間が首をかしげている今日この頃(…でもないか)
で、実質上はほぼ「仲間」に等しいのに、「○人目」が出てきていないキャラ、ウソップ、ビビ、チョッパーの共通点として、なんとなく浮かび上がってきたのが「月」だった。
つまり…VSクロにおける「三日月」、ウィスキーピークの「半月」、ドラム島での「満月」のように、「月」が、演出上のキーポイントとして出てきた回で合流したキャラクターには、まだ「○人目」が発効されてない、ということなのだが…
たぶんこういうのを、世では「考え過ぎ」というのだろう(笑)