1. 左目の三本傷 00/09/07
これに関しては、コミックス15巻のSBS(26p)で、尾田先生がハデに間違い訂正しておられましたが…そう、つまりそれくらい、読者の注目度も高く、何かと因縁ありそうな、この三本傷。
バギーの回想における、まだ海賊見習い時代のシャンクスには、当然ながら傷はついていない。海賊団を結成して独立し、グランドラインに乗り出した後の、激しい戦いの日々の中でつけられたものだろうと思われるが…
そうなるとやはり、以下のような疑問がわいてくることになる。
●傷つけた相手は誰なのか(これは基本)
●その相手は今、敵か味方か (例えば、副船長ベン・ベックマンと対決した時についた傷で、これをきっかけに仲間にした…という場合も考えられなくはない)
●1人の相手からまとめて三本つけられたのか、それぞれ別々の人間につけられたのか(←「るろうに剣心」の、剣心の十字傷もそんなカンジ)
2. …で、結局のところ、シャンクスって…何者なんだ? 00/09/07
ワンピサイトPiracy! 内「Character」の、シャンクスの項にも書いたことだが、これほど、一体どうやって、何のために「海賊」をやってるのか、謎だらけの男もいないと思う。
そもそも、実際に戦ってる姿すらさっぱり見せてくれないシャンクスだが、しかし、バギーの回想、そして久々の登場となった11巻121p
のミホークとのやりとりで、多少、故意に秘められたシャンクスの強さ、ルフィの村を船出した後の経過がうかがい知れる。
●バギーの口から、「戦闘の腕だけは買っている」と言わせるほどに、戦闘能力は見習い時代からあった。
●あの世界一の大剣豪・ミホークと、両腕が健在だった時代に勝負したことがあり、いまだその決着はついていない (シャンクスが、左腕=たぶん利き腕をなくしたことにより、決着は永遠にお預け)
●ルフィの村を出てから、おそらくグランドラインに入ってミホークに会い、「ある小さな村の、面白いガキの話」を、彼に語っている
(ミホークが、それを「昔」と言っているあたりからすると、たぶん村を出てすぐくらい時期なのでは?)
●…ついでに、ルフィに「雪国の人間は眠らない」などというホラ話を酒場で吹き込んだのも、たぶんシャンクスか、その一党(笑)だと思われる。
3. 「エース」とシャンクスの類似性 00/10/07
「名も無き国」編の後日談ともいうべき、第154話「アラバスタへ」で、またまた出てきた、ドラゴンと同系統の謎の人物。
全国のジャンプ読者のうち、はたして何%が、これをシャンクスとダブらせて見ていたかは知らない。ま、私は「チョッパーと心を通わせた唯一の人物」というくだりですら、シャンクスを思い出した人間なので、このエースを見て大頭を連想するな、というほうが、無理な注文だったのである。
で、とにかく、そのシャンクスとエースの共通した特徴をならべてみる。
●「帽子と黒マント」という、その独特のファッションセンス。
●右手だけしか見せていない。
●島の住人でさえ「どっから上陸したのかわからねェ」、また「食い逃げ」ができるほどの立ち回りの上手さと、おそらく単身でグランドラインの海を行き来できるだけの強さを兼ね備えている。
●三千万ベリーの賞金首であるルフィを、「コイツ」「お前」などと呼び、「そう言ってくれりゃわかる」と、いかにも気心の知れた旧知の仲であるかのような発言。
ところが、ここで最大の疑問となるのは、シャンクスとエースの、顔の特徴の違いであろう。
シャンクスは、ほぼ衆知のとおり、自分の海賊旗にも印している左目の三本傷 (しかし尾田先生は、よく忘れている… ←SBSでの指摘箇所だけじゃなく、1巻9p最後のコマや49pの2コマめ、51p
2コマめも) と、口のまわりの無精ヒゲがそれだ。
だが、エースにはヒゲはなく、かわりにそばかすがある(はじめは、印刷のヨゴレかとも思ったが…)
また、目もとに関しては、帽子の影になっていて微妙なところだが、もしキズがあったのならば島民もそれに気づいて、謎の男の顔の特徴としてドルトンさんに報告していただろうし、それでいくと、なかったのかもしれない。
…とはいえ、ヒゲは剃ればなくなるし、キズやそばかすも、メーキャップ次第で隠したり描いたり、なんとでもなる…ような気もする。
で、仮定のひとつとして、何らかの事情でシャンクスが単身「黒ひげ」を追い、ドラム島に乗り込むにあたり、自身の顔の最大の特徴であるキズとヒゲを隠し、さらにカモフラージュのためメーキャップをほどこして「そばかす」を付けていた、とも考えられなくはない
(もしくは、スベスベの実でそばかすが消えたアルビダのように、彼もついに何らかの悪魔の実を口にし、その副作用で多少顔が変わってしまった、とか…って、かなり無理があるかな、やっぱ)
ただ、そこまでして正体を知られまいと配慮していたわりには、飯屋に入って堂々とタダ飯食いをしていたわけで、そのへんの行動は、やはり矛盾するところがあるのだが…
また、もうひとつの仮定で、エースがシャンクスとは別人とした場合でも、シャンクスの部下、もしくはミホークあたりと同等の知人で、シャンクスの命令・頼みを言いつかって、彼の伝言をそのまま口頭でしゃべっていた、という可能性も、ないでもない。
ただ、いずれにしても、「エース」という名は疑問である。彼の口ぶりには、ルフィがすでにこの名前を知っており、またこの名を聞いただけで、すぐに「自分が待っている理由」が理解できるだろう、といった含みがある。
ま、とにかく。シャンクス一人ですら、充分に謎だらけだったのに、このうえエース疑惑まで加わって、ますます謎を呼ぶキャラになってしまった(…といっても、半ば以上は、勝手な願望・妄想によるものだが)
まーでも、これもひとつのキャラの魅力ってやつですしね。いずれ、ラストにはすべて明かされるんだろうし、謎が謎であるうちに、いろいろ楽しんでおくとしましょうか…(笑)
4. シャンクスの「帽子」について 00/10/07
さて、いま話題(?)のエース氏だが、彼がかぶっていた、カウボーイハットに似た「帽子」、これは…何ら彼の正体解明の根拠となるわけでもないが、これでも自称「帽子マニア」として定評がある(…わけはない)、私の経験からひとつ、言わせてほしい。
私自身、無類の帽子好きで、外出時には必ず、頭に何かをかぶって出る。いつからそうなったのかはすでに忘れたが、しかし、いったんそうした習慣がついてしまうと、外出のたび、頭に何かがのっていないと落ち着かないのだ。
バラティエ編にて、クリークとの戦闘後、目覚めたルフィがとっさに「帽子!!」と飛び起きるシーンがあるが、これも決してオーバーな表現ではなく(たぶん)、長らく帽子をかぶることに馴染んで来た人間にとって、「帽子がない」という事態は、どこか身体の一部が欠けてしまったかのような、強迫観念に近い影響を与えるものなのである(いや、だからもちろん、「たぶん」だよ)
で、シャンクスの場合、バギーとともにいた海賊見習い時代から、四六時中、例の麦わら帽子をかぶっていた姿からして、彼もかなりの帽子依存症であったことは疑いない。
その場の成り行きと、とっさの思いつき(?)で、ルフィに麦わら帽子を渡して去ったシャンクスだったが、おそらく彼はその後、ずいぶんと後悔し、また落ち着かない気分を味わったのではないだろうか?
だいたい、左腕を失ったという一事だけでも、常人ならばかなりの違和感を覚える事態であるはずだ。そこへ、長年かぶり慣れてきた帽子までなくなってしまった、となれば…その欠落感、喪失感は、他人が考える以上に深かったのではないか、と、まあそう推察するのである。
といって、いまさらルフィの村へ取って返して、「悪い、やっぱり気が変わった、それ返してくれ」などと言うのも、さすがに大人げない…ということくらいわかっているだろう。こうなれば、もはや彼の取るべき手段はひとつしかない。
…って、言わずともおわかりだろうが、そう、ルフィから帽子を返してもらうまで、しょーがないから、別の代わりの帽子をかぶっておこう…である。
ま、11巻121pの再登場シーンでの彼は、何もかぶっていないのだが…ただ、この時は船長の特等席である屋根の下にいたことや、酒の飲み過ぎで気分が悪かった(つまり、その直前まで、悪酔いしてしまうほどの度のすぎた「宴会」が繰り広げられていた)という前後の事情から考えあわせて、まあ、特例の一つとみてもいいのではないだろうか。
ということで、シャンクスは、ミホークからルフィが海賊、しかも大物の賞金首になっており、そしてどうやらグランドラインに入って来たらしい、との情報を得て、「ならば早いとこ、再会して帽子を返してもらおう」との一心で、変装までほどこして単身ドラム島へやって来た…ということだろうか?(…な、ワケはない)