●誰が一番強いのか?
ワンピースの醍醐味の一つがバトルシーンであろう。あるときは仲間の為に、そしてまたあるときは自分の信念の為に、彼らは闘う。しかしそうした「心の強さ」とは別に、純粋な戦闘能力で比較した場合、はたしてどのキャラが最強なのだろうか? やはり主人公たるルフィ? それともゾロか? いや、サンジかもしれない?今回の考察では、本編の戦闘シーンを参考に筆者の独断と偏見により、戦闘力ランキングを設定してみた。なお、これはあくまで「純粋なパワー」と「悪魔の実」の能力による効果だけ絞り、知力や精神力など他の要素は排除してある。また、ランキングの値は現時点のマックスパワー数値(アラバスタ編突入直後)とした。(※ちなみに、ランキングの元ネタは『幽遊白書』の「妖怪ランキング」である。憶えてる人はいるかな…?)
[凡例]
基準はルフィをAクラスとした場合。基本的にA〜Eの5段階評価であるが、ルフィを超える場合、特例としてSを設けた。また同一のクラス内でもB+(C・クロなど)やB−(バギーなど)といった具合に格差は存在するが、ここでは省略した。【Sクラス】
ミホーク、スモーカー
【Aクラス】
ルフィ、ゾロ、サンジ、クリーク、アーロン
【Bクラス】
バギー、アルビダ(使用後)、C・クロ、ギン、チュウ、ハチ、クロオビ
【Cクラス】
モーガン、モージ、カバジ、リッチー、ジャンゴ、ブチ、シャム、フルボディ、パール、たしぎ
【Dクラス】
ナミ、ウソップ、くいな、ヒグマ、ベルメール、ヨサク、ジョニー、ネズミ、その他海兵や海賊の脇役
【Eクラス】
コビー、ヘルメッポ(ただし左の2名は海軍本部へ行く前)、その他一般人
【?の人々】
シャンクス、ベックマン、ルウ、ヤソップ、ゼフ、ドラゴン■ルフィ一行の場合
まず基準となるルフィの強さであるが、少なくともゾロとは互角である(〜ウィスキーピーク編の直接対決より)。ゾロが毎回苦戦しているように見えるのは、ケガや刀の喪失といったハンディの影響が大きいからである。またサンジもルフィ海賊団3強の一角として、ルフィやゾロと同じレベルで描かれているので(〜サンドラ大とかげを倒したときの合わせ技のシーンなど)、この3人はほぼ同じAという強さを秘めていると思われる。一方ナミとウソップは、「私は弱いのよ!」というナミのセリフが示すように、強さは常識の範囲内である。ただし、戦闘経験が割と豊富な点や戦歴を考慮してDとした。
ちなみに、サンジ>フルボディ>ヨサク・ジョニーという強さの図式が判明している。■敵役の場合・ボス編
ルフィと闘った敵のうち、特に対クリーク戦及び対アーロン戦は死闘であった。まさに命の削り合いといったバトル様相で、最後にルフィが勝利したものの、まさに紙一重であった。よってAにランクできるだろう。またクロはイイ線まではいったが、あと一押し足りないのでB。これがバギーとなると、悪魔の実の効果でBにランクされているものの、実際にはCに近い。アルビダも同様で、本来はCであったが、悪魔の実のおかげでBにランクインさせた。■敵役の場合・手下編
魚人幹部はアーロン以下としても、普通に強いのでB。ギンやパールは序列により、ハンディを負わなければサンジは勝てたはず。ニャーバン兄弟は2人揃うとジャンゴを上回るが、クロには及ばない。バギー一味の幹部達は当然船長よりかは弱い。■敵役の場合・海軍編
コビーとヘルメッポ。彼らは一般人レベルのEだったはずだが、海軍本部で修行をしており、D以上に飛躍する可能性あり。モーガンはルフィたちの敵ではない。フルボディは実は以外と強かったのでC。ベルメールは一般海兵レベルか? たしぎは強いが、ゾロは全力で戦っていない。■Sクラスの2人
ゾロがくいな以外で唯一負けたのがミホーク。彼は最強の剣士で、ゾロは足元にも及ばなかった。まさに天と地の差であった。当然、ルフィよりも強い事となる。また、ルフィが彼の兄(エース)以外で事実上敗北したのはスモーカー。サンジを「ザコ」呼ばわりし、エースとは互角であった。よって、ミホークとスモーカーをSクラスとして認定したい。(エースもSだが、今回は範囲上対象外とする)■?
上の解説文に登場してこなかった海賊団がいる。それは「赤髪海賊団」。10年前、片腕を失う前のシャンクスは、ミホークと肩を並べたというからSだろう。しかし、腕を失ったことは戦闘力の大幅なダウンを意味する。にもかかわらず、シャンクスは船長の座を降りるどころか、むしろ海賊団の規模は大きくなっている。これはつまり、クリークの「兵力の強さ」とは異なり、シャンクスの「人間的な強さ」が船員たちの心を得ていた証拠だろう。ちなみに、ベックマン、ルウ、ヤソップは強いと思われるが、いかんせん比較対象が山賊で話にならないので?とした。もっとも、最低Bは満たしているはずだ。
ゼフの場合、片足を失い海賊稼業からは引退した。もっとも「風圧で火を消す」といった荒業も見せており、パワーが気になるところ。ドラゴンは革命家というデータ以外不明。●力が全てではない?
戦闘力が高ければバトルに勝てるかと言うと、必ずしもそうではない。現にウソップは明らかに実力は上であろうかと思われる、ジャンゴやチュウに勝っている。逆にゾロは、バギーに剣術では勝てない。ダメージを与えられないので、相性としては最悪だからである。魚人は水中戦で他を圧倒するし、ナミは「盗み」のテクニックを利用する。
単純なパワーだけで戦闘に勝つことはできない。ルフィのように、最後は信念が勝利へと導くこともあるのだ。●成長
言うまでもなく、人間は成長する。ゾロは打倒ミホークに向けてトレーニングを重ねているし、コビーとヘルメッポも特訓を行っている。ウソップは新(珍)兵器の開発に余念がない。よって、これからもランキングに変化が訪れるであろう事は、察しの通りである。上記part1では、ルフィ一味や敵キャラクターをメインに取り上げてみた。だが、強烈な個性を持ったその他のキャラがくしくも欠けており、part1.5では東の海(イーストブルー)完全制覇を目指したい(願望)。
なお評価方法は前回と同様。ルフィを基準のAクラスとして置き、以下5段階でランキングさせた。それでは早速、覗いてみよう。【Aクラス】
カーブ中将(?)
【Bクラス】
該当者なし
【Cクラス】
近海の主、パティ、カルネ、モーム、一刀流のゾロ
【Dクラス】
ガイモン、バギー(ミニヴァージョン)、バラティエのコック、ゲンゾウ
【Eクラス】
マキノ、フーシャ村の村長、リカ、ブードル、シュシュ、カヤ、たまねぎ、にんじん、ピーマン、メリー、チャボ、ノジコ、ドクター
【?の人々】
ブランンニュー、プリンプリン、◆フツーの人々
言うまでもないが、今回はEクラスの人々が多数ランキングしている。いや、Eは一般常識で考えられるごく普通の人間の強さであり、ルフィ達の方が尋常でないのだ。なおデータは実際には闘っていなくとも、作品中の状況から判断してランクさせてある。◆パワーダウン
今回ゾロとバギーがランキングに入っているが、これはそれぞれハンディを負ったときの数値。ゾロは一刀流だとニャーバン兄弟相手では劣勢だった。また、ミニバギーは身体のパーツが行方不明になったため、戦闘力がダウンした。さらにガイモンはDにランクさせたが、あの格好からはEに近いと思われる。◆謎の海軍
ブランニューは本部での作戦会議に登場しただけなので保留。プリンプリンはあっけなかった…(個人的にはD以上はいくと思う)。そして問題なのがカーブ中将。彼はモーガンによって斧手の直撃を受けたものの、居眠りで気付かなかった、というつわもの。Aに匹敵する強さを誇るのではないか?◆サンジの憂鬱
一番悩んだのがバラティエ編。キャラの強さの図式は、こんな感じだろうか。ギン>パール>パティ・カルネ>クリーク海賊団の手下達・バラティエのコック
以前Cにランクさせたパール。一方、バラティエのコックたちは戦闘慣れしており、それなりに強いはず。さらにパティとカルネは、バラティエコック中でも一段レベルが高い人物。
■客観的数値?
『ドラゴンボール』の「スカウター」のように、戦闘力を機械で正確に測れるわけでないが、一応の基準みたいなものがある。そう、それが全世界に向けて海軍が手配した賞金額である。(単位:ベリー)
ルフィ:3000万、バギー:1500万、クリーク:1700万、アーロン:2000万、クロコダイル:8100万、ドリー&ブロギー:片方でも1億、両者で2億。もっとも賞金額は知名度みたいなもので、名を上げた者はさらに多くの賞金がかけられるため、実際の戦闘力を反映しているわけではない。
■part2への展望
いよいよ次回からは、偉大なる航路(グランドライン)突入の第101話以降が対象となるわけだが、発表は下手をすると半年近く先になりそうだ。
現在この稿を執筆している2月9日現在、WJ本誌では第10号が発行されていてONE PIECE本編は170話であった。これまでのシリーズは最長でも半年(バラティエ編やアーロンパーク編、名も無き国編など)で終了していたので、進行中の「アラバスタ編」はこれまでで最大のシリーズになる可能性が高い。当然、バロックワークスのメンバーが持つ能力が判明しないとランクはダメなので、判断できるまでには時間がかかりそうである。ということで、part2「V.S.バロックワークス編」をお楽しみに!
(もちろんチョッパーやエースのランキングもアリ)
【参考文献】 本編全般(単行未収録部分を含む。)