■伏線考察研究会・投稿研究論文 No.15■

研究会員番号 No.26 ヲズマ氏


世界で一番強いのは?part2・改 〜グランドライン突入編〜 02/01/01
世界で一番強いのは? part1 〜東の海編〜

■ 対決! 秘密結社バロックワークス

 第1〜100話の「東の海編」を『ONE PIECE・第1期』として捉えると、バロックワークス(以下、B.W.社)との戦いを描いた第101話以降は、『第2期』として区分できる。
 その第2期で極めて特徴的なのは、やはり「悪魔の実の能力者」の飛躍的な増加だろう。言うまでもなく、これはB.W.社のオフィサー・エージェントの多くが、能力者であることと無関係ではない。

 グランドライン突入以後、多くの新キャラも登場した。また、既出のキャラでも新たに能力をアップさせた者もいた。今回のPART.2は、第101話以降登場の新キャラの強さ評価に加え、ルフィ海賊団のランク改訂版も兼ねている。なお、チョッパー以外の動物キャラの判定は、次回の「番外編」で改めて行う予定である。
 それでは早速、独断と偏見のランキングを覗いてみよう。

<判断基準>
 判定基準はPART.1と同様、ルフィをAクラスとした場合。内容は攻撃力、守備力、スピード、そして「悪魔の実の能力」等の総合評価である。ちなみに攻撃力には、各キャラが装備している武器の強さも含まれている(ゾロの『和道一文字』やナミの『クリマ・タクト』等)。

 ただし今回、Bクラス内でも明らかに能力の差が認められるので、さらに【B+(プラス)】と【B−(マイナス)】の2段階に分けている。なお当然だが「クラス」は低くとも、作戦次第で上のクラスの敵に勝つ事も可能である。

【Sクラス】
エース、ドリー、ブロギー、クロコダイル、ミス・オールサンデー(ニコ・ロビン)

【Aクラス】
ルフィ、ゾロ、サンジ、Mr.1、ミス・ダブルフィンガー、Mr.2ボン・クレー

【B+クラス】
チョッパー(ランブルボール使用時)、Mr.4、ミス・メリークリスマス

【B−クラス】
Mr.3、Mr.5、ミス・バレンタイン、ワポル、チェスマーリモ、ペル

【Cクラス】
ナミ、ウソップ、ビビ(ミス・ウェンズデー)、イガラム(Mr.8)、ドルトン、チェス、クロマーリモ、Mr.7、ミス・ファザーズデー、ミス・マンデー、Mr.9、6年前のチョッパー、ツメゲリ部隊、チャカ

【Dクラス】
コブラ、コーザ、Mr.11、ビリオンズ、ミリオンズの一部、コビー、ヘルメッポ、旧ドラム王国守備隊、アラバスタ国王軍、反乱軍、その他海賊

【Eクラス】
ミス・ゴールデンウィーク、カッパ、トト、ミリオンズの一部、イッシー20、ネギ熊まりあ、その他一般市民

【?の人々】
クロッカス、Dr.くれは、Dr.ヒルルク、ヒナ、パンダマン

●ルフィ一味の場合・改
 麦わらの一味に新たな仲間、チョッパーが加わった。彼は海ネコやサンドラオオトカゲなどに仰天していたが(海獣などを見たのは生まれて初めてだったのだろう)、実際にはヒトヒトの能力でパワーもあり、結構強いのでB+(ただし、ランブルボールは一種のドーピングではあるが…)。ルフィ、ゾロ、サンジの3強の次に来るのは、間違いなく彼である。

 そしてナミとウソップは今回、ランクを一段階上げてCとした。ランクアップした理由として、まずナミは天候棒(クリマ・タクト)の要素が大きい。作戦が功を奏したとはいえ、ダブルフィンガーを倒した攻撃力は侮れない。一方、ウソップは相当タフであった事が挙げられる。そこには精神力の要素もあるのだろうが、バレンタインの重量攻撃にも耐えるなど並の人間以上の実力がある。
 なお3強の3人は、各々の実力そのものが上昇していると思われるので、ランク上の変動はない。

● B.W.社の場合・オフィサーエージェント編
 そのほとんどが「悪魔の実」の能力者であるオフィサーエージェント達。B.W.社は基本的に強さ順の序列なので判別しやすい。またパートナー同士も同程度の能力を有しているらしい(一部例外はある)。

 Mr.1、ダブルフィンガー、ボン・クレーの3者はA。これは、Aの強さを誇るサンジとボン・クレーが、実力的に互角であった事が根拠である。実際、この3者は戦闘力も高い。

 戦闘力の面で劣るMr.3は、例外的にMr.4よりも上の序列だが、サンジの手(脚)によってボコボコにされていたのでB−。そのパートナー、ゴールデンウィークも例外中の例外。実際の強さ自体はE程度と思われるが、「カラーズトラップ」の能力でMr.3と同格とみなされたのだろう。

 Mr.4とメリークリスマスは、やはりかなり強かったのでB+(ただし、犬銃ラッスーは判別不能なのでパス)。Mr.5及びバレンタインは、ビビよりも強いが、ルフィとゾロにあっさりやられていた…。

● B.W.社の場合・フロンティアエージェント編
 ビビとイガラムはそれぞれ、ミス・ウェンズデーとMr.8としてB.W.社に潜入していた。ウィスキーピークにおいてゾロにはあっさりやられたものの、ビビはレインディナーズでミリオンズを結構倒していたシーンもある。また、Mr.7ペアも倒しているので実力的にはC(バナナワニにはさすがに歯が立たなかったが…)。

 同様にマンデー、Mr.9もC程度と考えられる。Mr.7とミス・ファザーズデーは、位置付けがフロンティア・エージェントなので、Mr.5よりも弱い。よってC。一方、Mr.11の強さはビリオンズとそう変わらないらしい。ちなみにミリオンズは、大人から子供までの混成集団なのでD〜Eまでと幅がある。

● ドラム島の戦士たち
 ワポルはバクバクの能力次第でパワーアップは可能だが、ルフィは苦戦すらしていないのでB−。また、ドルトンとチェス、クロマーリモは互角らしい。6年前のチョッパーとドルトンはがっぷりよつであったが、その後チョッパーは成長し、合体した(肩車しただけ…?)チェスマーリモにほとんど無傷で勝利している。よって3幹部はC。

● アラバスタの人々
 ペルはアラバスタ最強らしいが、オールサンデーに手も足も出なかったのでB−。チャカは必然的にC程度か? コブラ王は、ビビを誘拐しようとしたチンピラをブっとばしていたのでDへランクイン。コーザは極端なパワーを持っているわけではないのでDとした。
 ツメゲリ部隊は、まさしくドーピングで限界以上の力を出してしまい自滅してしまう。パワーは、おそらくCクラス程度と考えられる。

● LEVEL G.L.(レベル グランドライン)
 グランドラインへ突入して、ついに本物の強さを持つキャラが現れた! Sクラスという、
ルフィをも超えるパワーに勝つためには、通常の戦術では通用しない。

 巨人族のドリーとブロギーは破壊力が桁違い。ルフィがドリーをいったん止められたのは、爆発した酒の影響が大きかったためだと思われる。オールサンデーことニコ・ロビンも懸賞金額が、その強さを示している。

 そして、いよいよ『第2期』の大ボス・クロコダイル。彼の能力は圧倒的で、主人公のルフィすら2度も敗北した強敵である。スナスナの能力は、スモーカーのモクモクと同様、物理攻撃が通用しなかった。結局、水分で砂を固める方法によって辛くも勝利を収めたが、総合力的にはクロコダイルがルフィに勝っているのも事実である。

 最後に、忘れてはいけないルフィの兄、ポートガス・D・エース。彼はメラメラの能力を得る前の時点で、ルフィですら勝てなかったというから間違いなくSである。能力獲得後は、更なるパワーアップを果たしているだろう。ちなみに白ひげや黒ひげは、セリフ中に登場しただけであるため今回は対象外。しかし、A以上であるのは確実だろう。
 ちなみに、Sクラスのキャラ間にも当然実力の差はある。

● ?の人々
 Dr.くれはの強さは不明だが、サンジを「ドクターストップ」で気絶させたパワーは伊達でないようだ。ヒルルクと黒檻のヒナも戦闘シーンがないため判別できない。

 なお、コビーとヘルメッポは表紙連載の特訓状況から判断し、Dへランクアップさせた。この2人は、さらに飛躍する可能性がある。

 あと、クロッカス氏は、当初Eへランクさせていたものの、様々な不確定要素(ラブーンを狙うゴロツキを追い払ってきた実績、数年の船医の経験、ゴールド・ロジャーとの関与?の可能性)を持っているキャラでもあるため、現時点では判別不能ということで、あらためて?に移動させた。

 そして謎といえば、パンダマン。現在のところ、本編とは直接の関係はないのだが…。

■ ルフィ、敗れる!?
 ついにルフィが負けた! 命は取り留めたものの、クロコダイルによって一突きされてしまった。ルフィがバトルで敗北したのは、エースを除いて本編中では2度目である。ちなみに1度目の敗北はローグタウンで、スモーカーと戦った第100話のシーン。この時も同様、物理攻撃が効かない相手だった。エースも現在ではメラメラの能力を獲得し、スモーカーと互角の強さである。

 こうしてみると、3人の状態変化系の能力者に共通する部分が見えてくるだろう。やはり、なんと言ってもダメージを受けない点が極めて大きい(不意打ちの場合、ダメージはあるらしい)。すなわち海楼石で動きを封じられるか、水に落とされるかしない限りは安泰という事である。対クロコダイル戦でも水分がキーポイントとなった。クロコダイルのセリフではないが、もちろん本人の基礎能力が元々高いことで、能力も上手く引き出すことができるのは当然だろう。

■ 合わせ技の強さ
 グランドラインへ突入してからは、パーティーバトルが多く見受けられるようになった。それに伴い、複数のキャラ同士による合わせ技も出てきた。当然、1対1よりも攻撃力は上昇するので、強敵相手には有利になるかもしれない(ただし1+1がそのまま2になるとは限らない)。

 ちなみに現時点での最強の合わせ技は、おそらく「覇国」(〜巻十五 P56・57見開き)。巨人2人の破壊力は圧倒的で、ついには彼らの武器がボロボロに砕けてしまった。

 また、これまでで最も多い人数による合わせ技は、サンドラオオトカゲを倒した「“ゴムゴムの”“龍”“肩肉(エポール)”・“巻き”“ムチ”“シュート”」(〜巻十八 P138・139見開き)。Aクラスを誇るルフィ海賊団3強のパワーは凄まじく、この後オオトカゲはみんなの胃袋行きになってしまった…。

■ ルフィのパワーアップ
 Sクラスのキャラが続々と登場してきたグランドライン。いくらルフィが強いとはいえ、さすがに力押しで手におえる状況ではなくなってきた。ゾロは実戦やトレーニングで能力を高めているようだが、ルフィが船上で特訓をしていた様子はない。彼が島を出る前、フーシャ村にいた当時は、エースと勝負する事で実力を磨いていたらしい。さすがにゴーイングメリー号の上で暴れると、船が沈没する可能性大なので実戦形式のトレーニングは無理だろう。

 これまではゴムゴムの能力を応用する事で、戦闘レベルを向上させてきたルフィ。しかしそろそろ、ジャンピング的なパワーアップが必要なのかもしれない。それが何かははっきりとは言えないが、「対クリーク戦」で彼が見せた、信念の強さは誰にも負けないはずである。





ONE PIECE 伏線考察研究会 "The study of foreshadowing in ONE PIECE"